クラブ員のつぶやき『心がつながった一瞬』
小中学生のときの娘は、素直でやさしく勉強もちゃんとしており、いわゆる優等生でした。高校に入学して間もなく娘は世間のいう不良に変貌してしまいました。怒りに満ちた言葉使い、とても見ていられない化粧や服装、そして荒れた生活・・・たびたび警察に呼び出され、ため息ばかりの毎日。倦怠感に襲われながらも娘のことを心配する日が延々と続く・・・
娘が26歳になったある日・・・自分の母の体調が思わしくなく私と妻、そして娘の3人で母の入院する故郷の病院を見舞いで訪れた。妻が母を看病する姿をボーッと見ていた私に介護の勉強をしている娘がささやいた。
『おとうさん・・・おとうさんが寝たきりになったら私がちゃんと面倒みてあげるからね・・・』目頭が熱くなった・・我慢しても我慢しても涙が出てきた。あの頃の大変だった日々が吹っ飛んだ!さぁ仕事がんばるぞ!今日も酒がうまい!
私は あの『心がつながった一瞬』を決して忘れない・・・・・(匿名希望)